January 15, 2007

77. アゼルバイジャン滞在中のあれこれ<1>

いつも読んでくださっているみなさん、お久しぶりです。

前回の記事を最後にアゼルバイジャンへ向けて出国し、そこで「もし時間があれば、このブログの更新もするかも」などと書きつつも放置したまま、10日ほど前に日本に帰ってきてしまいました。滞在中も帰国後も意外と忙しかったもので。

現地では本当にいろいろなインプットを受けてきたのですが、まとまった文章にできそうなことは後でゆっくり整理するとして、まずは滞在中の出来事や所感をメモ感覚で書いていこうと思います。

そもそもちゃんと結婚してきたの?

なにはともあれ、「現地にいる婚約者と結婚してくる」というのが一番の目的だったので、まずはそのご報告から。

普段からこまめに連絡させていただいている方々にはすでにお伝えしましたが、向こうでの婚姻手続きはほぼ問題なく済ませることができました。また、帰ってきて割とすぐに本籍地の市役所にも赴き、日本での婚姻届提出も完了。もっとも、戸籍情報の変更が反映されるのには10日ぐらいかかるそうで、現在の状況は、査読付き投稿論文でいうところの「accepted, in press」みたいなもの(?)です。

このあたりの事情については、「国際結婚の手続きシリーズ」の記事として後でもう少し詳しく書こうかと思います。また、字義通りの解釈における「結婚の手続き」はとりあえず完了したわけですが、これから結婚相手の在留資格申請を行い、彼女を日本に呼び寄せるという大仕事も残っています。こういったこともそれなりに価値のある情報になりうるでしょうから、件のシリーズ記事は今後もしばらく続ける予定です。

結婚式がどんなものだったかということについても、そのうち記事に起こしてみます(これは想像以上に面白かった)。

どんなところに滞在していたの?

現地では、最初から最後までずっと首都のバクーに滞在していました。どこか田舎のほうにも連れて行かれるんじゃないかと思っていたけど、親戚や友人・知人たちを回るのもバクーだけで手一杯で。

借りていたアパートは、交通の便に若干の問題はあったものの、全般的にはかなりいいところでした。どの部屋も快適に過ごせるようになっていたし、割にこぎれいな地域の高台に位置していて、眺めも悪くない。結婚式の前の数日間は一人でここに泊まり(といっても睡眠時間以外はほとんど誰かと外出していましたが)、その後の2週間ぐらいは奥さんと一緒に擬似新婚生活でした。あ、別に擬似でもないのか。まあとにかく。

窓からの景色(昼)
部屋の窓からの景色。バクーではまとまった雪は年に2、3回程度のようですが、偶然滞在中にも降りました。

窓からの景色(夜)
こっちは夜景。よく見ると有名な「乙女の塔」が紫色にライトアップされています。

バクーの印象

個人的には、バクーという街は特にどうということもない普通のところだと思ってるんだけど……。そりゃま、日本と比べてみて瑣末な違いを見つけようと思えば、いくらでもあるけどさ。それほど大したものでもない気がします。でも、こういうのは人によって感じ方が異なるのが当たり前で、実際「えー!全然普通じゃないよー!」という感覚をもっている日本人の方々もたくさんいらっしゃる様子。

というわけで、頑張ってバクーの印象を思い起こしてみましょう。現地でも「バクーはどうですか?」と訊かれることが多かったので、そういうときに「うーん、えーと、ノーマルですね」とだけ答えるのも悪いと思って、常に考える訓練はしていたことだし。

僕は3年前の同じ時期(年末年始)にもアゼルバイジャンへ行ったことがあるので、まずはそのときとの比較から。

全体としてみると、街や人々が多少ポップになったかなと思います。街並みは少し派手になりましたね。人については、ほとんど見かけからしか判断できないので何とも言い難いところですが、多様化した感じがしないでもない。コンサバティブな方向に行く人はどんどん行ってる気がするし、その逆もまた然り。といっても二極化というわけでもなく、みんな好き勝手にバラバラで……というのが僕の極めて個人的な印象です。これは、単純に僕がより多くの人々と接するようになっただけかもしれませんが。いずれにせよ、「バクーの人は……」という捉え方は(少なくとも僕にとっては)もはや不可能ですね。そういう意味でポップになった。

街のことでもう少し踏み込んで書くと、清濁入り乱れたところが魅力といえば魅力でしょうか。これはバクーっ子の中にも自覚している人がいて、ちょっと話したら「まあ、上海みたいな感じで」などと冗談交じりに言っていたり(上海が半植民地のようになっていた時代の「魔都」のイメージで語っているんでしょうかねぇ)。

とはいえ、すごく危険な場所というのは多くないみたいです。僕の奥さんの実家もどちらかというと少々ヤバい部類に入る地区にあるんですが(麻薬の常習者が多いらしい)、夜中に歩いていても平気だしね。ま、探せば市内でももっと危ない場所はあるだろうと想像はしますが、普通に滞在していて目につく限りではせいぜいそんなところです。

と、こんなことをダラダラと書いていると、読んでいる方々にいろいろ先入観を植え付けてしまうでしょうから、そろそろやめておきますか。単なる一個人の感想だということを忘れないでください。でも、ほんとに2、3週間滞在する程度だったら概ね「ノーマル」ですよ。良くも悪くも驚くようなことはそんなにないです。もっと長期間暮らしてみて、そこで仕事でもするんだったらまた印象が変わってくるかもしれませんが。

続きは次回。

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