December 4, 2006

75. Twelfth Month, or What I Will

今年も最終月となり、夜の駅などでは忘年会帰りとおぼしきバッカスの信者たち(の成れの果てみたいなの)を見かけることが多くなってきました。まだまだこれから増えていくんでしょうね(もっとも、オフピークと称して11月に済ませている人たちもいるようですが)。

Come, thou monarch of the vine,
Plumpy Bacchus with pink eyne!
In thy fats our cares be drown’d,
With thy grapes our hairs be crown’d:
Cup us, till the world go round,
Cup us, till the world go round!

しかし、僕にとっては、忘年会というイベントはそれほど心躍らされるものではありません。もちろん、日頃からお世話になっている方々と親交を深めるのが嫌だということではなくて、ただ「飲み会」と呼ばれるものが全般的に好きじゃないだけなんですけどね。

これは、僕が普段から実質的にほとんどお酒を飲まないから。特別な理由があって忌避しているわけじゃないけど(まあ、どうせ弱いからたくさんは飲めないというのはありますが)、「飲みたい」という気分になることがまったくといっていいくらいない。雰囲気とか好奇心とか(あるいは強制力とか)、そういうものがよっぽど強く作用しない限りは、お酒を見ても「別にいらないなぁ」と思ってしまいます。

とにかく、アプリオリに飲酒が求められる状況は敬遠しがち。これにはけっこうセンシティブな側面もあります。たとえば、大学生の頃なんかだと、「今度クラスのみんなでメシ食おうぜ」などという言葉には割とホイホイついていくのに、「飲み会やります」と言われると「えー、どうしようかな」となったり。実際やることは特に変わらないのにね。

さらにやっかいなのは、魅力的な人物と新しく知り合って、そろそろ仲良くなりかけたときに次の一言を聞くこと。

「今度一緒に飲みませんか?」

Et tu, Brute?

まあ、もちろん、このたった一つの発言のせいで、その人が備える他の多くの美点が打ち消されるようなことはないので、どうでもいいといえばどうでもいい話なんですが。

でも、確実に僕を誘い出したいという人には、「お茶(とかコーヒーとか)でも飲みながら話しませんか?」あるいはシンプルに「食事をご一緒しませんか?」というような言い方をお勧めします。どうしてもお酒がなきゃ嫌だという人は、食事の席で勝手に頼んでくれればいいからさ。大前提としてのアルコールではなく、「そのとき飲みたくなったから飲む」というものであれば、僕も全然気にならないので。

大人数が集まるパーティのような席でも、たくさん飲む人、少しだけ飲む人、まったく飲まない人、それぞれカラフルに好き勝手楽しむのがスマートなように思います。「ずいぶんたくさん飲みますね」とか「どうして飲まないんですか」とか、いちいち他人の楽しみ方を律しようとするのは野暮だ。たまに「お酒が入ると本音が出るからいいでしょう」なんていう人もいますが、酔わないと本音を言わないような人の本音なんて別に聞きたくないよ。

こういう点では、僕が海外で出席したことのあるパーティ(アメリカ、ヨーロッパで数回ずつ程度で、お世辞にも豊富な経験とはいえませんが)は、概して日本のものより居心地がよかった気がします。まあ、あくまで「概して」であって、例外を挙げたら限がありませんけどね。

あ、それで思い出したけど、酒好きの人がアルコールドリンクを注文するような場面では、僕は大抵ガス入りの水を頼みます。日本でも置いてある店がもっと増えるといいですね。コンビニ等では最近だいぶ手に入りやすくなった感じがするけど、レストランではまだまだ。何を隠そう、僕はこれがけっこう好きで、海外に出かけるときには「今度行くところは炭酸水を日常的に飲む国だといいなぁ」というのが、「バーガーキング(日本からなくなって久しい)がある国だといいなぁ」というのと並んで、ほぼ真っ先に期待することになってしまっています。ちなみに、僕は観光があまり好きじゃないので、その方面では期待することはあまりないです……という話はそのうち改めて書こうかな。

で、何の話だっけ?そうそう、忘年会。今年は前回の記事にも書いた結婚式の件で、12月16日から3週間ほどアゼルバイジャンへ行っています(正確には、行きにフランクフルトで一泊するので17日からアゼルバイジャンです)。なんてったって自分の結婚式だから、色々と準備もあるし、忘年会の類はすべて欠席させていただくことになるでしょう。みなさんとの交流の機会を逃すのは惜しいですが(本当だよ)、事情を察してくだされば幸いです。あ、それから、同じ理由で年賀のご挨拶も失礼することになってしまうと思うので、併せてご理解ください。

という雑記でした。

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