November 5, 2006

73. 国際結婚の手続き<7> 書類の翻訳

日本人男性とアゼルバイジャン人女性の国際結婚について。第7弾。

> 第1回: 国際結婚の手続き<1> まずは下調べ
> 第2回: 国際結婚の手続き<2> 海外送金の方法
> 第3回: 国際結婚の手続き<3> 独身証明書など
> 第4回: 国際結婚の手続き<4> 外務省のアポスティーユ証明
> 第5回: 国際結婚の手続き<5> 健康診断書の作成
> 第6回: 国際結婚の手続き<6> パスポート認証
> 第7回: 国際結婚の手続き<7> 書類の翻訳(この記事)
> 第8回: 国際結婚の手続き<8> 結婚式の予定
> 第9回: 国際結婚の手続き<9> 現地へ出発
> 第10回: 国際結婚の手続き<10> 結婚登録所
> 第11回: 国際結婚の手続き<11> 結婚式の実際

**********

えー、結論から言うと、今回は失敗談なんですが……。

国際結婚の手続きシリーズ1~6までで、とりあえず必要な書類のオリジナルが揃いました。

  1. アポスティーユ付きの独身証明書(婚姻要件具備証明書)(日本語)
  2. アポスティーユ付きの居住証明書(住民票)(日本語)
  3. 健康診断書(英語)
  4. 行政書士によって認証されたパスポートのコピー(英語)

以上の4点ですね。これらの書類は、提出時にはアゼルバイジャン語になっていないといけません。英語のもの(3と4)は現地で翻訳可能ですが、日本語のもの(1と2)は在日アゼルバイジャン大使館に翻訳を依頼し、さらに翻訳証明として大使館の印をもらうことになります。別に頑張れば自分たちでできないこともないんですが、当事者ではない第三者の翻訳でなければ認められないみたいなので。しょうがないですね。

というわけで、大使館に行ってきました。

ここの職員の一人は僕の結婚相手の知り合いで、聞くところによると史上はじめてアゼルバイジャンから日本に帰化したというお姉さんです。日本人の旦那さんがいるということなので、僕たちの先輩ですね(ただし、彼らはアメリカ在住中にご結婚されたそうで、残念ながら手続きを進める上ではそれほど参考にならない)。僕とはそれまで直接の面識はなかったんですが、お互いの話はよく耳にしていたので、「結婚できることになったんですね、おめでどうございます。よかったですね~」という具合に温かく迎えていただきました。

ただ、そのときは彼女はけっこう忙しそうにしていて、話は短い雑談のみ。本題の用件について対応してくれたのは別の男性職員でした。ちなみに、上述のお姉さんが日本国籍を持っている以外は、大使館で働いているのは全員アゼルバイジャン人のようです。彼は住民票にあった僕の本籍地(茨城県)を見て、「あ、茨城の方ですか?僕も茨城なんですよ」と。一瞬デーブ・スペクターのギャグみたいなものかと思いましたが、よく聞いたら留学生として筑波大にいたことがあるとのことでした。いろんな人がいるもんですね。

後日、彼はアゼルバイジャンに出張した折に、僕の結婚相手にも会ってきたみたいです。アゼルバイジャンの日本人コミュニティと日本のアゼルバイジャン人コミュニティはどちらも大した規模ではないので、僕と彼女(大学の日本語学科を卒業して、日本企業のアゼルバイジャン事務所で働いています)が結婚手続きを進めていると、いつの間にか周辺の人たちがずるずると知人・友人になってしまうんですね。もしこれがアゼルバイジャンじゃなくてもっと大きな国だったら、この程度のことでいちいち大使館の人と親交が結ばれたりしないと思うんだけど(どうなんでしょう?)。ありがたく貴重な出会いを数多く経験させてもらっています。

翻訳については「完成したら電話するので取りに来てください」ということだったので、10日ぐらい経ってから大使館を再訪問。あ、念のため書いておくと、翻訳はもちろんタダじゃないですよ。翻訳料が1通10,000円、翻訳証明の公印が1通5,000円で、2通(独身証明書と居住証明書)分なので合計30,000円。高い……ですよね?一応、事前の電話で「これぐらいの値段になるけど大丈夫ですか?」と訊かれたけど、「じゃあやっぱりやんなくていいです」とも言えないし、値切るわけにもいかないし。何はともあれ、無事に必要書類を入手することができました。

で、「これのどこが失敗談なんだ?」というとですね……実は、できあがった書類をアゼルバイジャンに送付したところ、現地の役場で突っぱねられてしまったのです。

大使館の公印は翻訳文を書いた紙に押されていたのですが、本来は原本と翻訳にまたがった割印が押されていなければいけないとのことで。言われてみれば「まあそうかな」とも思うから、気づかなかった僕も馬鹿なんだろうけど、なんつーかねぇ。

それでどうすればいいのかというと、「その翻訳文をもとに(つまりほとんど丸写しで)新たな様式の書類を作って、そこに日本語に堪能な専門家がサインすれば、アゼルバイジャンの公証人役場で認証する」とのこと。その日本語の専門家っていうのは、僕の結婚相手の同級生(日本語学科の卒業生)でいいんだって。そっちのほうがよっぽど怪しいぜ、と思うけど、「体裁が整う」ってことが大事なんでしょうね……と解釈するしかないよな。もう無意味に手続きを煩雑にしてるだけなんじゃないかという気がしてくる。

ついでに、日本で作ったパスポート認証もそのままでは無効らしい。「これは国家機関の認証じゃないじゃないか」とか「印鑑の文字の翻訳もないじゃないか」とか。はんこには、ただ行政書士さんの名前が書いてあるだけですよ……。「印影の翻訳をして、また日本語の専門家を通して書式を整えれば、これも新たに認証する」と言われたらしいですが、そんなことまで人の手をわずらわせるのも難だし、無理に通して後でまた文句を言われても嫌なので、違う選択肢を採ることにしました。

それは、「結婚式のために僕がアゼルバイジャンに行ったとき、婚姻届を出す前に公証人役場でさっと認証しちゃう」というもの。それなりの手数料を払えば、すぐに認証してもらえるそうです。ちなみに、婚姻届そのものも、手数料を積み上げればスピーディに受理してもらうことも可能だとか。

まあそんなわけなので、

  1. アポスティーユ付きの独身証明書(婚姻要件具備証明書)⇒翻訳書類作り直し
  2. アポスティーユ付きの居住証明書(住民票)⇒翻訳書類作り直し
  3. 健康診断書⇒これはOK
  4. 行政書士によって認証されたパスポートのコピー⇒いらない

ということになりました。うーん……。とりあえずできたからいいんだけど。あとは僕が向こうに着いてからどうなるかですね。

**********

> 第1回: 国際結婚の手続き<1> まずは下調べ
> 第2回: 国際結婚の手続き<2> 海外送金の方法
> 第3回: 国際結婚の手続き<3> 独身証明書など
> 第4回: 国際結婚の手続き<4> 外務省のアポスティーユ証明
> 第5回: 国際結婚の手続き<5> 健康診断書の作成
> 第6回: 国際結婚の手続き<6> パスポート認証
> 第7回: 国際結婚の手続き<7> 書類の翻訳(この記事)
> 第8回: 国際結婚の手続き<8> 結婚式の予定
> 第9回: 国際結婚の手続き<9> 現地へ出発
> 第10回: 国際結婚の手続き<10> 結婚登録所
> 第11回: 国際結婚の手続き<11> 結婚式の実際

Search
Pages
Recent Posts
スポンサードリンク