- January 16, 2006
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37. 国語辞典と語彙の問題
突然ですが、みなさんが普段使っている大型国語辞典は何ですか?きっと、家や職場に一冊ぐらいは『広辞苑』とか『大辞林』とか『大辞泉』といった類のものを持っていますよね。電子辞書派の人も、「オラはオンライン辞書しか使わねぇだ」という人も、そういうものには大概底本があるわけで、知らず知らずのうちに「愛用の一冊」とつきあっていることでしょう。
僕は、中学生のときから、もう10年ぐらい三省堂の『大辞林』を使っています。まあ、他のもたまに使うけど、ほとんどの場合は大辞林で済ませてしまう。
入手したきっかけは、そのころ読んでいた『本の雑誌』という雑誌に、弁護士の木村晋介さんが書いていた記事です。タイトルは、たしか『君は大辞林で「ほこほこ」を引いたか』というようなものだったと記憶しています(時期も出典もタイトルも著者も、全部うろ覚えですが、たぶんあっていると思う)。
その記事曰く、「ほこほこという語は、広辞苑クラスの国語辞典の中で、唯一大辞林にのみ掲載されている」とのこと。で、当時13、4才だった僕は、早速書店に行って色々な辞書を覗いてみたわけです。すると、本当に「ほこほこ」が載っているのは大辞林だけだったんですね(今は、他の辞書もバージョンアップされたりして、「ほこほこ」を載せているものもあるかもしれませんけど)。こんなエントリーです。↓
ほこほこ
(副)スル
「ほかほか」に同じ。
「着物ヲ着タラバ - スル/ヘボン」着物を着たらばほこほこする。まあ、大したことはない……。でも、とにかく両親に頼んで、クリスマスプレゼントか何かに『大辞林』を買ってもらったんじゃないかな。世の中、何がきっかけでどんなことが起こるかわかりませんね。
それにしても、こういう辞書をパラパラとめくっていると、「まだまだ知らない言葉ってたくさんあるんだよなぁ」とつくづく思います。小中高と12年間も「国語」の授業を受けて、大学にも入って、さらに「修士号」なんてものまで貰っても(この辺はもはや関係ないけど)、ちょっと時代の古い本などを読むと、未知の単語がけっこうたくさん出てきます。当たり前ですけど。1つの言語を捻じ伏せるということは、たとえそれが母国語であっても不可能に近い。
でも、逆に考えると、本の中でちょっとぐらい知らない単語があっても、内容を楽しむぶんには別段困らないんですよね。むしろ、「その単語の意味を正確に把握しているか」などということは、相当注意深く意識して読まないと、気がつかないことが多い。そういう言語感覚のようなものも大切です。……これはそのまま外国語を学ぶときのスタンスにも通じるなぁ。
ま、本は楽しく読みましょう。「辞書を手元に置きながら」というのも色々と発見があって楽しいし、もちろん本文に専念するのも良い。僕は、家でのんびりしているときにはベッドに入って読書することも多いです。「ベッドニ入レバ - スル」というわけで(←なんかエロいな。もちろん、ほこほこします)、寒い季節は特に快適に本が読めますよ。どんなに難しい言葉が多くてもね。
そういえば、こんなサイトもあります。→ 語彙数推定テスト
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