December 29, 2005

33. 搬入の現場で

度々お知らせしていた『アート・ランダム作品展』ですが、昨日(12月28日)から渋谷のBunkamura Galleryにて開催中です。これを見ていらっしゃる方は、年末年始のお買い物ついでにでも、ふらっと寄ってみてはいかがでしょうか。結構気楽に入れると思います。

とかなんとか言いながら、僕は思いがけない野暮用が入ってしまって、一昨日の搬入以来、昨日も今日も在廊することができず、大変申し訳ない状況です。しかし、他に50名ぐらいの出品者がいらっしゃるし、主催されている方々も非常にしっかりとしておられるようだから(と僕が言うのもおこがましいけれど)心配することはないでしょう。明日以降、暇を見つけたらなるべく足を運ぶことにします。

先日この作品展について書いた記事では色々なことを言いましたが、実際搬入のために赴いてみると、思ったよりもずっと雰囲気が良かったです。まあ、訳も分からず僕が参加しているというところからして、通底するテーマなどあったものではないのですが……。それでも、それなりの人数を揃えているから、カオス的な魅力を湛えることには成功しているように思われます。

しかし、想像していた通り、年齢層はやや高めのようですね。みなさん創作活動に精を出している方々だからエネルギーには満ちているのだけれど、「これが若さか」と言わしめるような青臭い迫力には欠ける気がします。もちろん、それが良いところでもあるわけですが。変に浮き足立っているところがないですからね。

ただ、これは一概に何が原因であるともいい難いのですが、僕がやっているフリーペーパーの話であるとか、「科学と芸術、仲良くしましょうよ」とかいう話が全体的に通じにくくて、ちょっと閉口しました。僕のプロフィールとして「サイエンスを専門にしている」ということも貼り出してあるんですが、それを眺めて(もちろんそれと一緒に僕の作品も眺めて)「広告代理店が絡んでるんですか?」などという質問を発する方も……。うーん、やっぱりわかりにくいのかな。精進しないといけませんね。

でも、まあ、中には割に熱心に話を聞いてくれる人もいます。一番楽しくお話させていただいたのは、京橋にある『ルクス・ギャラリー(LuxGallerie)』のオーナーさん。科学者と芸術家の仕事に対するスタンスについてとか、発想の源としての「自然現象」のこと、あるいは異分野間の交流が妨げられている具体的な事例についてなどなど……。短い立ち話でしたが、なかなか有意義だったと思います。「また作品を発表されるときは、ぜひ声をかけてください」という嬉しいお言葉とともに、名刺をいただいてきました。いや、でも、あんまり発表する予定はないんですけどね……。

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